- わたしとあなたは紺の糸
上と下とを 踏み分けて
逢うて嬉しや おさの中
切れてたもるな たての糸
(歌は3番まで)
おさ・・縦糸を通しておく機織り具。
皆さま、この詩で何かの歌を連想されませんか?
このような歌が鹿児島で歌われていたのですね。
ご依頼 民謡3曲のピアノ編曲・楽譜作成が終了しましたが、納品しましたら了承得て、この歌(唄)を、ご紹介したいと思っていました。
「谷山機おり唄」谷山とは、鹿児島市内の地名です。奄美より移住して紬を織っていた方々の間で生まれた唄、と お聞きしました。機織りのために遠く離れてしまった恋人たちも、きっと多くいたのではないでしょうか。
メロディと歌のみの楽譜をいただいたわけですが、すぐに美しい雰囲気がイメージされ。
ご存じない方が多いのでは、と思います。
皆さまの街にも、きっと素敵な民謡が静かに在るのでは、と思いました。
古くから歌われていた「鹿児島の美しい歌」、今後、歌唱や演奏で多くの方々に知っていただきたいと思っています。